「やるべきこと」をちゃんと書き出した。
なのに、夜になると 半分も消せていない——そんな日、ありますよね。
ここで多くの人が自分を責めます。
「集中できない」「要領が悪い」「自分は続かない」と。
でも、計画倒れの原因は、性格よりも “管理の型” にあります。
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ToDoリストは「漏れ」を防ぐのが得意
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タイムブロッキングは「実行」を起こすのが得意
つまり、どっちが正解というより “用途が違う” のが本質です。
この記事では、両者の強み・弱みを整理し、2026年を「終わる年」にするための最強の使い分けを紹介します。

ToDoリストの強みと弱み:脳のメモリを解放する「外部メモ」
ToDoリストの最大の価値は、頭の中の「やらなきゃ」を外へ出すことです。
脳は「覚えておく」だけで疲れます。だから書き出すだけで、少し楽になります。
ToDoリストのメリット
① 漏れを防げる
思いついた瞬間にメモできるので、「あっ、忘れてた!」が減ります。
② 達成感が目に見える
チェックを入れる/消し込む。これが地味に効きます。
小さな達成感が積み重なると、次の行動が出やすくなります。
③ 予定変更に強い
急な用事が入っても「順番を変える」だけで成立する。柔軟さは最強です。
ToDoリストのデメリット
① “時間”が存在しない
リストは「何をやるか」は書けても、「いつやるか」 が空白になりがちです。
その結果、重要タスクが「いつかやる」に流れます。
② 先延ばしの誘惑に勝てない
期限が曖昧だと、人は仕事を広げがちです(パーキンソンの法則)。
「あとでやろう」が入り込みやすい構造なんですね。
③ 見るだけで焦る(ストレス化)
終わっていない項目がずらっと並ぶと、脳がずっと「未完了」を抱えます。
リストが“安心”ではなく“圧”になる瞬間です。
タイムブロッキングの強みと弱み:「時間の予約」で現実を動かす
タイムブロッキングは、カレンダーに 作業時間を先に確保するやり方。
ひとことで言うなら「自分とアポを入れる」です。
タイムブロッキングのメリット
① “重要タスク”が後回しにならない
考える系の仕事ほど、放っておくと永遠に後回しです。
でも、時間を予約すると「やるしかない状態」を作れます。
② 集中が続きやすい(ディープワーク向き)
作業が細切れだと、切り替えコストが増えます。
まとまった時間枠は、深く潜るための入口になります。
③ 1日のキャパが見える
「24時間しかない」を可視化すると、無理な詰め込みが減ります。
これが地味に効いて、計画の精度が上がります。
タイムブロッキングのデメリット
① 割り込みに弱い
会議・トラブル・電話。現実は割り込みの連続です。
ブロックが崩れると「全部崩れた感」が出やすいのが弱点。
② 計画のコストがかかる
慣れるまで「組むだけで疲れる」ことがあります。
ここでやめちゃう人が多いです。
結論:完遂率を上げる最強は「ハイブリッド」
結局、こうです。
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ToDoリスト=漏れを防ぐ
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タイムブロッキング=実行を起こす
つまり “リストで把握し、ブロックで終わらせる” が最強。
【実践】計画倒れを終わらせる「完遂の3ステップ」
ここからは、明日から使える型に落とします。
ステップ1:ブレインダンプ(全部出す)
寝る前(または朝一)に、やることを全部書き出します。
ポイントは「整えない」。まずは 全部出す。
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仕事(企画、返信、確認、提出)
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家のこと(買い物、手続き、片付け)
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体のこと(運動、睡眠、通院)
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自分のこと(学習、読書、趣味)
ステップ2:「今日必ず終える3つ」を決める
ここが分岐点です。
リストが長いままだと、結局どれも終わりません。
“今日の完遂3つ” を決めます。
迷ったら、この基準で選びます。
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締切が近い
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重要度が高い
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終えると次が進む(ボトルネック)
ステップ3:その3つだけ、時間を予約する(ブロック)
ToDoの中でも「重い3つ」にだけ、時間枠を与えます。
例)
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09:00-10:30 企画書の骨子(90分)
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11:00-11:30 重要メール返信(30分)
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15:00-16:00 資料チェック(60分)
コツ:ブロックは“少なめ”が勝ち
最初からぎゅうぎゅうにすると、割り込みで崩れます。
使い分け早見表:どっちを使う?
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ToDoリスト向き:細かい用事、事務処理、買い物、連絡、確認
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タイムブロッキング向き:考える仕事、作る仕事、重い判断、学習、執筆
迷ったら、この一言で決めます。
「時間を取らないと永遠にやらない」=ブロック
「隙間で処理できる」=ToDo
さらに完遂率が上がる小技
① ブロックには「終了条件」を書く
「企画書」だと曖昧なので、こうします。
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NG:企画書作成
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OK:企画書の“見出し”まで作る/“導入文だけ”書く
終わりが見えると、着手が軽くなります。
② 1日1つだけ「予備ブロック」を置く
割り込み前提で、30分でもいいので空白枠を確保。
崩れた予定を回収できます。
③ “やらないこと”を先に決める
年末年始に刺さるやつです。
「やりたいこと全部」ではなく、今週は捨てることを1つ決める。
これだけでスケジュールが現実になります。
【管理ツールを最適化する】 タイムブロッキングを行う際、デジタルカレンダーを使うべきか、紙の手帳に書き込むべきか。それぞれの脳への影響と、最適な使い分けについては、こちらの記事(「デジタル(PC・スマホ)」 vs 「アナログ(手書き)」)で詳しく解説しています。
まとめ
ToDoリストは、あなたの脳を軽くしてくれます。
でも、あなたの時間を増やしてはくれません。
タイムブロッキングは、現実の時間に「やること」を着地させます。
だから、完遂したいタスクほど 時間を予約した方がいい。
結論はシンプルです。
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漏れを防ぐなら ToDo
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終わらせるなら ブロック
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最強は「リスト→重要3つ→ブロック」
2026年は、書いて終わる年ではなく、終えて積み上がる年にしていきましょう。

