「面白そうだけど、もし失敗したらどうしよう……」
「今のままでいれば安全だけど、なんだか心が動かない」
人生の節目節目で、私たちはこの二つの感情の板挟みになります。
未知の扉を開こうとする「ワクワク」と、
現状を維持しようとする「安心感」。
どちらを選んでも、間違いではありません。
しかし、あとで振り返った時に
「あの選択でよかった」と思えるかどうかには、
ある共通した法則があります。
今回は、私自身の「初恋の教訓」を交えながら、
後悔しない決断を下すための判断基準を探ります。

「安心感」を選ぶ
リスクを回避し、自分を守る選択
特徴:視点は「防御」と「現状維持」
安心感を選ぶ決断とは、
-
過去の経験
-
周囲の評価
-
将来起こりうるリスク
を丁寧に計算し、
「失敗しない道」を選ぶことです。
仕事を辞めない。
関係性を壊さない。
今の生活レベルを下げない。
これらはすべて、
自分を守るための賢明な選択でもあります。
メリット:心を大きく傷つけずに済む
安心感を選ぶ最大のメリットは、
-
大きな失敗を避けられる
-
恥をかく可能性が低い
-
日常の平穏が保たれる
という点です。
人生には、
「守るべき時期」も確かに存在します。
リスク:静かに残る「未完了感」
ただし、安心感の選択には
目に見えない副作用があります。
それは、
「もし、あの時……」
という、実体のない後悔です。
何も起きていないのに、
心のどこかが満たされない。
挑戦しなかったからこそ残る、
終わらない思考が、
年を重ねるごとに重みを増していきます。
「ワクワク」を選ぶ
可能性を信じ、人生を動かす選択
特徴:視点は「直感」と「躍動」
根拠はない。
成功の保証もない。
それなのに、なぜか心が引き寄せられる。
その「ワクワク」は、
あなたの本能がこう告げているサインです。
今の自分には、この経験が必要だ
理屈では説明できなくても、
体が先に反応する選択があります。
メリット:「納得感」という一生モノの財産
ワクワクを選んだ結果が、
-
成功だったとしても
-
失敗だったとしても
そこには必ず、
自分で選んだ
という強い納得感が残ります。
たとえ転んでも、
それは「黒歴史」ではなく、
確実に自分を支える経験値になります。
リスク:一時的に傷つく可能性
もちろん、
ワクワクの道は平坦ではありません。
-
思ったより大変
-
人に反対される
-
一時的に自信を失う
そんな場面も訪れるでしょう。
ただし、その痛みは
時間とともに必ず薄れます。
【解決策】
後悔を最小化する「決断の3ルール」
迷ったとき、
感情に振り回されないための
判断基準を持っておきましょう。
① 「やらない後悔」は一生消えない
多くの研究や証言が示している通り、
人生の終わりに人が最も後悔するのは、
-
やった失敗ではなく、
-
やりたかったのにやらなかったこと
です。
「やった後悔」は時間とともに薄れます。
しかし「やらない後悔」は、
年を追うごとに存在感を増していきます。
② 安心感は「土台」、ワクワクは「方向」
生活の基盤や最低限の安心は、
しっかり守る。
その上で、
-
出会い
-
挑戦
-
表現
といった人生を彩る選択については、
ワクワクを優先してみる。
土台があるからこそ、
思い切ってジャンプできるのです。
③ 「5年後の自分」に相談する
今の自分は怖がっていても、
5年後の自分ならこう言うかもしれません。
あの時、やっておけばよかったのに
未来の自分から見て、
どちらを選んだ自分が
誇らしいかを想像してみてください。
それが、最短の答えになることがあります。
筆者の視点
初恋の沈黙を「一生の教訓」に変えて
私には、忘れられない初恋の記憶があります。
小学校の頃からずっと好きだったクラスメイトがいました。
しかし私は、高校を卒業の最後まで告白できませんでした。
-
振られて気まずくなったらどうしよう
-
今の距離感を壊したくない
そんな不安に負け、
自分の「ドキドキ」を押し殺したのです。
守ったはずの安心感は、
卒業後、長く重い後悔として残りました。
だからこそ、
それ以降の人生ではこう決めました。
ワクワクを感じたら、結果を恐れず飛び込む
勇気を出して振られたこともあります。
でも、不思議と後悔はありませんでした。
自分の気持ちに正直に動いたという事実が、
確かな満足感をくれたからです。
まとめ
あなたの「羅針盤」は、どこを指しているか
今の自分を静かに守り抜きたいなら:
→ 「安心感」という名の盾を。
新しい世界で自分を更新したいなら:
→ 「ワクワク」という光の射す方へ。
新しい風が吹き始める時こそ、
胸の奥にある小さな「ドキドキ」を無視しないでください。
その直感の先に、
今のあなたには想像もつかない未来が、
きっと待っています。
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