午後の会議でまぶたが重くなり、
デスクワークではカーソルを見つめたまま思考が止まる・・・
そんな経験、誰にでもありますよね。
「ランチでスタミナをつけたはずなのに、なぜか眠い」
「軽く済ませた日は頭が冴える気がする」
実はその感覚、気のせいではありません。
午後のパフォーマンスは、ランチで何を・どれくらい食べたかによって大きく左右されます。
この記事では、
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しっかり食べると、なぜ眠くなるのか
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あえて軽くすると、なぜ集中できるのか
を血糖値の仕組みから整理し、
「午後をどう過ごしたいか」で選ぶ、ランチの正解を導き出します。
「しっかり食べる(エネルギー補給)」のメリットとデメリット
ここで言う「しっかり食べる」とは、
定食・丼・パスタなど、主食を含む満足感のあるランチを指します。
メリット|午後後半までの「スタミナ」を確保できる
しっかり食べる最大の利点は、エネルギー切れを起こしにくいことです。
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午後も立ち仕事や外回りがある
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夕方以降に体力を使う予定がある
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残業が確定している日
こうした日は、糖質を含む食事が物理的な燃料になります。
また、「ちゃんと食べた」という満足感は、
ストレス緩和や気分転換にもつながります。
デメリット|強烈な眠気を招く「血糖値スパイク」
一方で、しっかり食べた後に訪れるのが、あの強烈な眠気。
原因は主に2つあります。
① 消化に血液が集中する
食後は胃腸がフル稼働し、血液が消化器官に集まります。
その結果、脳への血流が一時的に減り、ぼーっとしやすくなります。
② 血糖値スパイク
炭水化物を一気に摂ると血糖値が急上昇し、
それを下げるためにインスリンが大量に分泌されます。
この「急上昇→急降下」が、
眠気・集中力低下・思考停止の正体です。

「あえて軽くする(集中力優先)」のメリットとデメリット
ここでの「軽くする」とは、
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腹六〜七分目
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低糖質・高タンパク
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主食を控えめにする
といった選択です。
メリット|午後の集中力が安定する
軽めのランチが支持される最大の理由は、
血糖値が乱れにくいこと。
血糖値が安定すると、
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眠くなりにくい
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頭の回転が落ちにくい
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午後一番の会議でも踏ん張れる
という状態を作りやすくなります。
また、人間は少し空腹を感じているときの方が脳が覚醒しやすいと言われています。
これは生存本能によるもので、「狩りに出る状態」に近いイメージです。
デメリット|夕方のガス欠と空腹ストレス
ただし、軽くしすぎるのも問題です。
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17時頃に急激に疲れる
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小腹が空いて甘いものに手が伸びる
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結果的に間食が増える
こうなると、かえって血糖値が乱れたり、
夕方以降の集中力が落ちたりします。
【実践】午後一番に「ゾーン」に入るランチ戦略
重要なのは、
「しっかり or 軽く」の二択ではないという点です。
① ベジタブルファーストを徹底する
最初に野菜・スープ・海藻類を食べるだけで、
血糖値の上昇はかなり緩やかになります。
② 主食は「低GI」を選ぶ
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白米 → 玄米
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パン → 全粒粉
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うどん → そば
「ゆっくり燃える燃料」を選ぶ意識が大切です。
③ タンパク質を主役にする
肉・魚・卵・大豆製品を中心にし、
炭水化物は添え物くらいの感覚にすると、
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腹持ち
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集中力
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眠くなりにくさ
のバランスが取りやすくなります。
自分の「リズム」と組み合わせる
ランチ後の眠気は、
その人の体内リズム(クロノタイプ)にも影響されます。
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朝型の人:午後の落ち込みが強い → 軽めが向く
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夜型の人:午後からエンジンがかかる → 少量の主食OK
自分のリズムを知ることで、
ランチ選びはさらに戦略的になります。
まとめ|そのランチは「何のため」の食事か?
午後に重要な会議や思考作業があるなら、
腹六〜七分目の「あえて軽くする」選択が武器になります。
夕方以降まで体力勝負の日なら、
食べ方を工夫した上で「しっかり食べる」のも立派な戦略です。
ランチは「空腹を満たすイベント」ではなく、
午後の自分を設計するための準備。
今日の午後、あなたは
「眠くなりたい」ですか?
それとも「冴えていたい」ですか?
答えは、次に口に運ぶ一口の中にあります。
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