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「めんどう」と「やっかい」はどう違う? 両方「手間がかかる」けれど、使う場面に微妙な差

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言葉

日常会話でよく聞く「めんどう」と「やっかい」。
どちらも「手間がかかる」「関わりたくない」といったニュアンスがありますが、微妙に使い方が異なるのをご存じですか?


この記事では、両者の意味や使い分け、具体的な使用例を通じて、その違いを丁寧に解説します。

 

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「めんどう」とは?

「めんどう(面倒)」には以下のような意味があります。

  • 手間がかかってわずらわしいこと

  • 放っておくとトラブルになるので、あえて対応が必要なこと

  • 世話や配慮など、相手に対する義務感も含まれる場合がある

例文:

  • 宿題やるの、正直めんどうだな…。

  • あの人の面倒をみるのはもう限界。

  • 面倒な書類に毎月目を通さないといけない。

「めんどう」は、心理的な負担手を動かすこと自体が億劫な気持ちを含んでいるのが特徴です。

「やっかい」とは?

「やっかい(厄介)」には、以下のような意味があります。

  • 扱いにくい・対応が難しい

  • 問題が込み入っていて、すぐに解決できない

  • 人間関係や状況がこじれている、など精神的なやりにくさを含む

例文:

  • やっかいなトラブルを抱えていて…

  • あのクレーマーは本当にやっかいだ。

  • この症状は原因が複雑で、やっかいなんですよ。

「やっかい」は、状況の複雑さや深刻さ相手に手を焼く感覚が強いです。
また、話し言葉より書き言葉・ビジネス文脈で多く使われます。

比較してみよう:

項目 めんどう やっかい
意味 手間がかかって気が進まない 厄介で解決が難しい問題
ニュアンス 気乗りしない、億劫 困難、複雑、手を焼く
主な使い方 日常の小さな作業・関わり 問題や人間関係の厄介さ
よく使う場面 掃除、手続き、人の世話など クレーム処理、病気、トラブル対応など

 

使い分けのポイント

  • 「めんどう」は、比較的軽め。自分の気持ちや行動にフォーカス。

  • 「やっかい」は、相手や問題の性質にフォーカスされることが多い。

たとえば:

  • 「めんどうな客」→ 世話が焼ける。放っておきたい。

  • 「やっかいな客」→ クレーム対応が難しく、根が深い問題を持っている。

 

まとめ

「めんどう」は、自分の中の“やる気のなさ”や“わずらわしさ”を表しやすい表現。
一方「やっかい」は、相手や状況に手を焼くような“問題の複雑さ”や“深刻さ”を表すときに使います。

どちらも似たような場面で使えそうですが、選び方ひとつで相手に与える印象も変わることがあります。
言葉を少し意識するだけで、伝え方の精度も上がりますよ。

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