「怒ってるの?」
「何を考えているか分からない」
「ちょっと怖い…」
自分はただ仕事に集中しているだけなのに、
こう言われて損をした経験はありませんか。
実はこの“誤解”は、
あなたの表情が『真顔』なのか『無表情』なのか
相手がどう受け取ったかで大きく変わります。
どちらも「笑っていない顔」ですが、
心理学的にはまったく別物。
今回は、
✔ 相手がどう感じるか
✔ どんな時に誤解が生まれるのか
✔ どうすれば好印象に変わるのか
という「実践的な表情術」として深掘りします。
「真顔」と「無表情」の決定的な違い
真顔
→ 感情はあるが、表に出していない状態
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目に焦点があり、相手を見ていれば“意志”がある
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仕事中の集中顔・聞く姿勢の「聞き顔」がこれに近い
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コミュニケーションの前提は残っている
相手が受け取る印象
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「真剣なんだな」
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「丁寧に聞いてくれている」
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「今は落ち着いている」
👉 “関係は開かれている”顔。誤解されにくい。
無表情
→ 感情が読み取れない、視線や筋肉が止まっている状態
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目の焦点が曖昧
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口角や頬の筋肉が完全に動いていない
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刺激への反応が少ない
相手が受け取る印象
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「関心がなさそう」
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「怒っているのでは…?」
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「距離を感じる」
👉 “心を閉ざしている”と誤解されやすい表情。

相手が誤解しやすいのは、圧倒的に『無表情』
「無表情」は「拒否・シャットアウト」だと脳が判断する
人間の脳は、
表情の変化がない=感情が読み取れない=危険
と認識します。
そのため、あなたにその気がなくても
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「冷たい人」
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「怒っていそう」
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「関わりにくい」
と勝手に“悪い方”へ解釈される。
一方、「真顔」は「意図」が読み取れる
真顔は目の動きや姿勢があるため、
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「考えている」
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「聞いている」
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「丁寧に接している」
と“関係がある前提”で解釈されます。
失敗しやすい具体的なシーン
① 会議で相手の話を聞くとき
無表情で聞くと → 「否定されてる?」と相手が不安に
真顔で聞くと → 「真剣に聞いてくれてる」
② 上司に説明されているとき
無表情 → 「この子、興味ない?」
真顔 → 「しっかり受け止めている」
③ クレーム対応
無表情 → 火に油
真顔 → 落ち着き・誠実さが伝わる
④ パートナーとの会話
無表情 → “無視されている”と誤解
真顔 → “ちゃんと聞いてくれている”が伝わる
誤解されないために:真顔→好印象に変える小ワザ
① 眉尻を少しだけ下げる
→ 怒っている印象が一気に消える。
② 口角を1ミリだけ上げる
→ 無表情から「柔らかい真顔」へ。
③ あいづちを“小さく”打つ
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「なるほど」
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「はい」
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「ええと…」
→ 表情が動かなくても、関係が閉じていないことが伝わる。
④ 目線をそらさない
→ 無表情は「視線の消失」とセットで誤解される。
⑤ 開いた姿勢をキープ(腕を組まない)
→ 表情の硬さを姿勢で補える。
まとめ:あなたは“誤解されやすい顔”をしていませんか?
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真顔:感情がある。集中・聞く姿勢。誤解されにくい。
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無表情:感情が読み取れない。冷たく見える。誤解が生まれやすい。
日常のほんの小さな表情の差で、
相手の印象は大きく変わります。
あなたが誤解されることを減らしたいなら、
✔ 無表情 → 避ける
✔ 柔らかい真顔 → 習慣にする
これが最も効果のある「印象改善テクニック」です。

私はいつも表情が硬くて、いつも怒っているように見られているようです。
時々鏡で自分の表情を見て気を付けるようにしたいと思います。

