「次のステップに進む」 「さらなるステップアップを目指す」
ビジネスや自己啓発のシーンでよく耳にする言葉ですが、実はこの2つ、似ているようで「指しているもの」が少し違います。
特に「ステップアップ」は、私たちが日常的に使っている意味と、英語本来の意味にギャップがある「和製英語」に近い側面も。
この記事では、「ステップ」と「ステップアップ」の正しい意味と使い分け、そして恥をかかないための注意点をスッキリ解説します!

🧐 「ステップ」と「ステージ」の根本的な違い
まずは、それぞれの言葉が持つ中心的なイメージを確認しましょう。
| 言葉 | イメージ | 主な意味 |
| ステップ | 足運び・一段 | 物事を進めるための「一歩」や「段階」 |
| ステップアップ | 向上・昇進 | 今よりも「高いレベル」へ上がること |
「ステップ(step)」の意味と使い方
「ステップ」は、目的地にたどり着くための**「一歩一歩」**に注目した言葉です。
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本質的な意味: 物事を達成するための「順序」や「手順」。
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ビジネスでのニュアンス: 全体のプロセスを細かく分けた「一段階」を指します。
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例文:
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「まずは基本をマスターするのが第一ステップだ。」
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「3つのステップで分かる!簡単レシピ。」
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「慎重に次のステップを検討しよう。」
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「ステップアップ(step up)」の意味と使い方
「ステップアップ」は、単なる順序ではなく、**「今より上のランクへ行く」**という上昇のニュアンスが強い言葉です。
[Image comparing a person moving forward on the same level (step) versus moving to a higher platform (step up)]
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本質的な意味: 能力向上、進歩、あるいはより責任のある地位に就くこと。
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ビジネスでのニュアンス: 転職や昇進、スキルアップなど「成長」を伴う変化に使われます。
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例文:
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「より大きな裁量を求めて、外資系企業へステップアップした。」
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「このプロジェクトの成功は、彼女にとって大きなステップアップになるだろう。」
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⚠️ 【要注意】「ステップアップ」は和製英語?
実は、英語の “step up” には少し異なるニュアンスがあるため、注意が必要です。
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日本での「ステップアップ」: 「向上する」「より良い環境へ行く」というポジティブな成長の意味。
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英語の “step up”: 「(責任などを果たすために)名乗り出る」「(スピードなどを)上げる」という意味で使われることが多いです。
英語圏の人に「I want to step up.」と言っても、「もっと成長したい」という意味ではなく、「(誰かがやらなきゃいけないなら)私がやります!」という立候補のようなニュアンスで伝わることがあります。
🔄 「フェーズ・ステージ」との使い分け一覧
これまでに紹介した似た言葉たちと、どう使い分ければいいか整理しました。
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ステップ: 小さな一歩。具体的な「手順」。(例:3つの手順)
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フェーズ: 時間の流れの中の「局面」。(例:導入の時期)
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ステージ: 達成した「段位・ランク」。(例:人生の舞台)
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ステップアップ: 下から上への「移動・成長」。(例:格上への挑戦)
✅ まとめ
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「ステップ」は、ゴールへ向かうための「一歩一歩の手順」。
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「ステップアップ」は、今よりも「高いレベルへ上がること」。
「今日はこのステップをクリアしよう」「来年はさらにステップアップしよう」というように、状況に合わせて使い分けてみてくださいね。
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