スポーツのニュースやビジネスシーンでよく聞く、「雪辱」と「屈辱」。 どちらも「悔しい思い」に関係する言葉ですが、使い分けを間違えると恥をかいてしまうことも。
「雪辱を晴らすって言ってもいいの?」 「屈辱を果たすのは間違い?」
実は、この2つの言葉はセットで使う「動詞」が決まっているんです。
この記事では、「雪辱」と「屈辱」の意味の違いはもちろん、意外と知らない言葉の由来や、今日から迷わなくなる「組み合わせの法則」を分かりやすく解説します!
🧐 【一目で解決】雪辱と屈辱の使い分けルール
最も迷いやすい「動詞」との組み合わせは、これだけ覚えれば完璧です。
| 言葉 | 正しい組み合わせ | 意味 |
| 雪辱(せつじょく) | 雪辱を「果たす」 | 負けた恥をそそぎ洗い流すこと |
| 屈辱(くつじょく) | 屈辱を「晴らす」 | 受けた恥を消し去ること |
⚠️ 要注意!
「雪辱を晴らす」は、実は言葉の重複(重言)になるため、本来は誤用とされています。その理由を詳しく見ていきましょう。
1. 「雪辱(せつじょく)」:リベンジに成功すること
「雪辱」の「雪」は、雪(ゆき)ではなく「雪ぐ(そそぐ・すすぐ)」、つまり「汚れを洗い流す」という意味です。
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本質: 前回の負け(汚れ)を、今回の勝利で洗い流す(リベンジ成功!)。
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なぜ「果たす」?: 「雪辱」という目標を「達成する(果たす)」から。
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例文: 「昨年の決勝で負けた相手に勝利し、見事に雪辱を果たした。」
2. 「屈辱(くつじょく)」:恥ずかしい思いをさせられること
「屈辱」は、相手に屈(くっ)して恥をかかされた「状態」のことです。
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本質: 悔しくて、惨めな気持ち。
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なぜ「晴らす」?: 心の中に溜まったモヤモヤ(恥の感情)を「パッと消し去る(晴らす)」から。
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例文: 「ライバルに大差で負けるという、人生最大の屈辱を味わった。」
💡 迷わないための覚え方
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「雪辱」は、アクション(リベンジという行動)なので、「果たす」。
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「屈辱」は、感情(悔しい気持ち)なので、「晴らす」。
📝 よくあるQ&A
Q:「雪辱を晴らす」は絶対にダメ?
A: 辞書的には「雪辱」の中に「(恥を)晴らす」という意味が含まれているため、馬から落馬するような「重言(じゅうげん)」になります。しかし、最近ではテレビ番組などでも使われることが増えています。とはいえ、ビジネスや公的な場では「雪辱を果たす」を使うのが無難でスマートです。
✅ まとめ
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雪辱 = アクション。 汚名を洗い流すことに成功したら「果たす」。
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屈辱 = ダメージ。 恥ずかしい思いをしたら「味わう」、それを解消したら「晴らす」。
この違いをマスターすれば、スポーツ観戦や実況、ビジネスメールでの表現がグッと正確になりますよ!
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