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「分ける」と「別ける」の違いは?どっちが正しい?使い分けを例文で解説

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「分ける」と「別ける」の違いは?どっちが正しい?使い分けを例文で解説 言葉

「分ける」と「別ける」、どちらも「わける」と読みます。

文字を入力すると両方が変換候補に出てくるため、

「ゴミをわけるのは『分ける』『別ける』どっち?」
「種類ごとにわける場合は『別ける』?」

と迷うことがありますよね。

結論からいうと、普段の文章で迷ったら「分ける」を使えば問題ありません。

「分ける」は、一つのものをいくつかに分割する場合だけでなく、物を分類したり区別したりする場合にも広く使えます。

一方の「別ける」は、「別々にする」「区別する」という意味を意識した表記です。ただし、「別」を「わける」と読むのは常用漢字表にない読み方です。

表記 意味・使い方 ポイント
分ける 分割・分配・分類・区別する 一般的。迷ったらこちら
別ける 別々にする・区別する 「別=わける」は常用漢字表外の読み

つまり、意味のニュアンスに違いはあるものの、「分類するなら必ず『別ける』」というわけではありません。

この記事では、「分ける」と「別ける」の違い、どちらを使えばよいのか、ゴミ・ケーキ・リンゴ・種類など具体的な例を使ってわかりやすく解説します。

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「分ける」と「別ける」の違いは?

「分ける」と「別ける」の違いを簡単に整理すると、次のようになります。

  • 分ける……一つのものを複数にする、分配する、種類ごとに分類するなど、幅広く使える
  • 別ける……ほかのものと区別する、別々にするという意味を意識した表記

たとえば、一つのケーキを数人で取り分ける場合は、

ケーキを5人で分ける。

と書きます。

これは、一つのものをいくつかに分割・分配しているので、「分ける」が自然です。

では、種類の違うものを分類する場合はどうでしょうか。

ゴミを種類ごとに分ける。

こちらも「分ける」で問題ありません。

旧来の使い分けでは、区別する意味を強調して「別ける」と書き分けることがあります。しかし、現在の一般的な文章では、「分ける」が分類や区別の意味まで広く担っています。

そのため、

分割・分配 → 分ける
分類・区別 → 別ける

と完全に二つに分けて覚える必要はありません。

「分ける」は分割にも分類にも使える。「別ける」は区別を意識した表記。

これが大きな違いです。

結論:迷ったら「分ける」を使えばOK

「分ける」と「別ける」のどっちを使えばよいのか迷った場合は、基本的に「分ける」を選べばよいでしょう。

「分ける」は非常に意味の広い言葉です。

たとえば、次の文章はいずれも「分ける」を使えます。

  • ケーキを4つに分ける。
  • 利益を3人で分ける。
  • ゴミを種類ごとに分ける。
  • 参加者を2つのグループに分ける。
  • 商品をサイズごとに分ける。

最初の二つは「分割・分配」、後ろの三つは「分類・区別」に近い意味です。

つまり、「分ける」は、

一つのものを分割する場合にも、複数のものを分類する場合にも使える

ということです。

「もともと一つなら分ける、もともと複数なら別ける」と機械的に判断すると、かえって迷いやすくなります。

「分ける」の意味と使い方

「分ける」には、「一つのものをいくつかにする」という意味だけでなく、さまざまな使い方があります。

代表的な意味を整理すると、次のようになります。

使い方 意味 例
分割 一つのものをいくつかにする ケーキを4つに分ける
分配 複数の人などに配る 利益を3人で分ける
分類 基準によってグループにする 商品をサイズごとに分ける
区別 違いによって別々にする 大人と子供に分ける
分離 一緒になっているものを離す 髪を左右に分ける

このように、「分ける」が使える範囲はかなり広いことがわかります。

「分類する」「区別する」という意味でも普通に使えるため、「分類だから『別ける』にしなければならない」と考える必要はありません。

「別ける」は間違い?

では、「別ける」と書くのは間違いなのでしょうか。

「別ける」という表記そのものが、意味のない誤字というわけではありません。

「別」という漢字が持つ「ほかと区別する」「別々にする」という意味を意識して、「別ける」と書かれることがあります。

たとえば、

  • 赤い玉と白い玉を別ける。
  • 良品と不良品を別ける。
  • 種類によって別ける。

といった表記を目にすることがあります。

ただし、これらはすべて、

  • 赤い玉と白い玉を分ける。
  • 良品と不良品を分ける。
  • 種類によって分ける。

と書くことができます。

したがって、「別ける」を知らないと正しく書けない場面があるわけではありません。

一般的な文章で表記に迷った場合は、「分ける」を選ぶとわかりやすいでしょう。

「別ける」の「わける」は常用漢字表外の読み

「別ける」を使うときに知っておきたいのが、「別」を「わける」と読むことについてです。

常用漢字表では、「別」には「ベツ」「わかれる」などの読みが示されていますが、「わける」という読みは示されていません。

つまり、「別ける」の「わける」は常用漢字表にない読み方(表外読み)です。

一方、「分」には「わける」という読みがあります。

表記 「わける」の読み 一般的な文章
分ける 常用漢字表にある 広く使える
別ける 常用漢字表外 区別を意識して使われることがある

ここからも、通常の文章で迷った場合には「分ける」を選ぶのがわかりやすいといえます。

ただし、表外読みだから日本語として存在しない、という意味ではありません。

「別ける」という表記を見かけたときは、「区別する」「別々にする」というニュアンスを漢字で表したもの、と理解するとよいでしょう。

こんな場合は「分ける」「別ける」どっち?

ここからは、「わける」と書くときに迷いやすい具体的な場面を見ていきましょう。

ポイントは、「分類や区別だから必ず『別ける』」と考えなくてよいことです。

ゴミをわける → 「分ける」でOK

「燃えるゴミと燃えないゴミをわける」という場合は、一般的には「分ける」と書けば問題ありません。

燃えるゴミと燃えないゴミを分ける。

これはゴミを種類によって分類しているので、「区別する」という意味を意識すれば「別ける」と書きたくなるかもしれません。

しかし、「分ける」にも基準によって分類・区別する意味があります。

したがって、

ゴミを分ける

で大丈夫です。

ケーキをわける → 「分ける」

一つのケーキを何人かで取り分ける場合は、「分ける」を使います。

ケーキを4人で分ける。

一つのものを複数に分割したり、それぞれに配ったりする使い方なので、「分ける」が自然です。

同じように、

  • ピザを6等分に分ける。
  • 利益を3人で分ける。
  • 遺産を兄弟で分ける。

なども「分ける」を使います。

10個のリンゴを5人でわける → 「分ける」

旧記事でも取り上げていた「10個のリンゴを5人でわける」という例も確認しておきましょう。

10個のリンゴを5人で分ける。

リンゴは最初から10個ありますが、ここで重要なのは「最初から一つか、複数か」ではありません。

10個のリンゴを5人に配分するので、「分ける」を使います。

この例からも、

一つのもの → 分ける
複数のもの → 別ける

と単純に決められないことがわかります。

何をしているのか――分割・分配・分類・区別といった意味を、文脈から考えることが大切です。

種類ごとにわける → 「分ける」でOK

「種類ごとにわける」は分類する意味ですが、こちらも「分ける」で問題ありません。

商品を種類ごとに分ける。

ほかにも、

  • 書類を内容ごとに分ける。
  • 商品をサイズごとに分ける。
  • 参加者を年齢ごとに分ける。
  • 洗濯物を色ごとに分ける。

のように使えます。

「種類ごとに区別するのだから『別ける』では?」と思うかもしれませんが、分類の意味でも「分ける」は普通に使えます。

「分ける」と「別ける」の使い方を例文で比較

ここまでの違いを、例文でも整理してみましょう。

「分ける」の例文

  • ケーキを家族で分ける。
  • 仕事を二つのチームに分ける。
  • 売上を店舗ごとに分ける。
  • ゴミを種類ごとに分ける。
  • 商品を大きさによって分ける。
  • 参加者を二つのグループに分ける。

このように「分ける」は、分割・分配だけでなく、分類や区別にも広く使えます。

「別ける」の例文

「別ける」は、ほかのものと区別することを漢字で意識して表したい場合に見られる表記です。

  • 良品と不良品を別ける。
  • 赤い玉と白い玉を別ける。
  • 用途によって道具を別ける。

ただし、これらはすべて、

  • 良品と不良品を分ける。
  • 赤い玉と白い玉を分ける。
  • 用途によって道具を分ける。

と書くことができます。

「別ける」を使わなければ意味が変わってしまうわけではありません。

「分ける」と「別ける」を一目で比較

比較 分ける 別ける
読み方 わける わける
主な使われ方 分割・分配・分類・区別など幅広い 別々にする・区別する意味を意識した表記
「わける」が常用漢字表にあるか ○ ×(表外読み)
一般的な文章 広く使える 使われることがある
迷った場合 こちらを選べばよい 無理に使い分けなくてよい

大きなポイントは、「分ける」のほうが使える範囲が広いことです。

「別ける」は「区別する」というニュアンスを表すことがありますが、分類や区別の場面でも「分ける」が使えるため、日常の文章で無理に書き分ける必要はありません。

「分ける」と「別ける」に関するよくある質問(Q&A)

Q. 「分ける」と「別ける」はどっちが正しいですか?

A. 一般的な文章では「分ける」を使えば問題ありません。「別ける」という表記もありますが、「別」を「わける」と読むのは常用漢字表外です。

Q. 「別ける」は間違った漢字ですか?

A. 「別ける」という表記そのものを単純な誤字とする必要はありません。「別々にする」「区別する」という意味を意識した表記として使われることがあります。ただし、通常は「分ける」で表せます。

Q. ゴミは「分ける」「別ける」のどっちですか?

A. 「ゴミを分ける」でOKです。「分ける」には、種類や基準によって分類する意味もあります。

Q. 種類ごとにわける場合は「別ける」ですか?

A. 必ずしも「別ける」にする必要はありません。「種類ごとに分ける」と書くのが自然です。

Q. 「分ける」は一つのものにしか使えませんか?

A. いいえ。複数のものを分類したり、複数の人に分配したりする場合にも使えます。

たとえば、

  • 10個のリンゴを5人で分ける。
  • 商品をサイズごとに分ける。

はいずれも自然な使い方です。

Q. 「分別する」のだから「別ける」ではないのですか?

A. 「分別」「区別」には「別」の字が使われますが、それだけを理由に動詞も「別ける」にする必要はありません。「ゴミを分ける」「種類ごとに分ける」で問題ありません。

まとめ

「分ける」と「別ける」は、どちらも「わける」と読まれるため、漢字変換で迷いやすい言葉です。

最後にポイントを整理します。

  • 「分ける」は、分割・分配・分類・区別など幅広く使える
  • 「別ける」は、別々にする・区別する意味を意識した表記
  • 「別」の「わける」は常用漢字表外の読み
  • 分類や区別の場合でも「分ける」を使える
  • 「もともと一つなら分ける、複数なら別ける」と覚える必要はない
  • どっちか迷ったら「分ける」を選べばOK

たとえば、

迷いやすい表現 おすすめの表記
ケーキをわける ケーキを分ける
リンゴを5人でわける リンゴを5人で分ける
ゴミをわける ゴミを分ける
種類ごとにわける 種類ごとに分ける

「分ける」は分割だけの言葉ではありません。分類や区別にも使える――ここを押さえておけば、「分ける」「別ける」で迷うことはかなり少なくなるでしょう。

筆者

「分類するなら『別ける』」と覚えてしまうと、かえって迷いますね。普段の文章なら、分類する場合も「分ける」で大丈夫、と覚えておくと簡単です。

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